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【SALE】 石木川カレンダー2021 by 石木川を守るためのカレンダープロジェクト IIGC21

110円(税10円)

定価 501円(税46円)

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シーボルトコレクションの魚たちが棲み ほたるが舞う
清流・石木川と里山のくらしを、不合理なダム計画から守ろう


長崎県で、理不尽なダム計画からふるさとの暮らしと自然を守るために闘っている人たちがいます。
県営・石木ダムの問題は、2018年にパタゴニア日本支社が支援した映画「ほたるの川のまもりびと」の上映や、2020年6月に全国放送されたTBS「報道特集」などを通じて全国にも知られるようになりました。
このたびより多くの人にこの問題を知って欲しいと、水没予定地で暮らすイラストレーター、いしまるほづみさんによりシーボルトコレクションにもある石木川の魚をモチーフにしたカレンダーができました。

生き物たちのそばにいるからこそ描ける、生き生きとした魚たちの姿が素敵です。
パレスチナの自然環境や地域社会を守ることは、日本や世界の他の地域の自然環境や地域社会を守ることで強められると思います。
ぜひ目の届くところにかけてみてください。お知り合いの方にもお知らせいただけると幸いです。


「去年、石木ダム建設に反対する地元住民13世帯の家や田畑が強制収用されました。
事業が計画されたのは半世紀前。水没予定地に暮らす住民達は先祖代々の土地を手放せないと立ち退きを拒んできました。
事業を推進する長崎県との対立で日常のほとんどが抗議活動に染まっています」
----- NBC長崎放送2020年5月放送「ダム予定地に生まれて」より



《イラストの魚たち》

石木川はシーボルトの川と呼ばれています。
江戸時代、シーボルトが出島に駐在していた頃に、日本の淡水魚を標本にして持ち帰り、西洋に紹介したということです。採集場所ははっきりとわかっていませんが、シーボルトコレクション 19 種 の淡水魚のうち 12 種は今でも石木川に生息していると言われています。
今回のカレンダーでは、その中でも石木ダム水没予定地にされた川原(こうばる)地区で確実に見ることのできる 7 種の川魚のイラストをいしまるほづみさんご自身が厳選し掲載しています。


《石木ダム建設問題について》

石木川は長崎県東彼杵郡(ひがしそのぎぐん)川棚町を流れる二級河川、川棚川の支流です。県営石木ダムは、石木川の上流部に川棚町の隣の佐世保市の水道用水確保、本流である川棚川の洪水対策という2つの役割を持った多目的ダムとして計画されています。
しかし石木ダムの建設計画が持ち上がったのは1962 年のことで、その後佐世保市の水需要は減少しました。
当初、最大の目的であった佐世保市に計画された針尾工業団地は失敗し、のちに多目的ダムとして後付けされた治水も、石木ダム の流域面積 は 川棚川流域全体のわずか 11%しかないため石木ダムでは下流域を洪水から守ることはできません。
水没予定地として強制収容された川原(こうばる)地区には、今でも13 世帯約50人が普通に暮らしています。
住民は石木ダムの工事を止めるための訴訟をつづけていますが、その間も長崎県は粛々とダムの関連工事を進めています。
同時に、工事に抗議の意思を伝えるために、重機やダンプカーがうなりを上げるなか毎日現場 で座り込みが続けられています。



《リンク》
石木川守り隊
イラスト: いしまるほづみ

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